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最近明らかになった米国人の抑留事件が米朝関係に与える影響に注目されている。

マーク・トナー国務省副報道官は13日の定例ブリーフィングで、米国人1人が北朝鮮に抑留中の事実を確認し、人道的な見地からの釈放を北朝鮮に求めた。

トナー副報道官は「人道主義的見地からの釈放を北朝鮮政府に促す。また、北朝鮮がこの米国人に国際人権法に則って尊重し処遇する事を要求する」と明らかにした。

こうした中、カーター元米大統領ら元国家首班団が26日から2泊3日の日程で訪朝する予定で、抑留中の米国人の釈放に与える影響に関心が集まっている。北朝鮮に無断入国し抑留されていたアイジャロン・ゴメス氏は昨年8月のカーター元大統領の訪朝を契機に釈放されていた。

カーター元大統領は訪朝の目的と関連し「訪朝で非核化交渉の再開と人道主義の問題などを支援する方法を探すのに集中する。北朝鮮が核兵器を放棄するよう説得努力する」と明らかにした。

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北朝鮮の立場では比較的に友好的なカーター元大統領にメッセンジャーの役割を期待する可能性が高い。米政府も自国民抑留事件の負担感を解消するために、カーター元大統領の訪朝を活用すると思われる。

しかし、カーター元大統領の帰還と同時に抑留米国人の送還が行われる破格的な措置が取られる可能性は不透明。

これと関連しCNNは「抑留された米国人は男性で米国と北朝鮮を行き来しながらビジネスをしている」と報道した。別の消息筋も「この事業家は北朝鮮に入るためのビザを所持していた」と伝えた。

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CNNは延坪島砲撃挑発があった昨年11月に抑留された米国人が北朝鮮入国し逮捕されたと思われると伝えていた。抑留期間が5〜6ヶ月を経過している為、米政府がカーター訪朝を通じて解放交渉を行う可能性が高いと思われる。

一方、米政府は現在までカーター元大統領の訪朝を個人的な事案としているが、解放交渉の役割が追加される場合には、米朝関係の変化の契機になるとの見方が広がっている。