5日、キム・グァンジン国防長官は「北朝鮮が解氷期をむかえるなか、東西で海上浸透訓練を始めたようだ」と明らかにした。
この日の午後、国会では南北関係発展特別委員会で開かれ、キム長官は最近の北朝鮮軍事動向報告のなかでこのように明らかにした。また「多様な形態の奇襲的局地挑発を敢行する可能性が今なお残っている」とも話した。
西北海域の北朝鮮の動向について「ワタリガニの盛漁期(4月初めから6月末)にあわせて、北朝鮮の警備艇の活動が増加傾向にある。北朝鮮軍の上級指揮官の現場視察と作戦態勢の維持活動も活発なようだ」と明らかにした。
キム長官は「キー・リゾルブ」や「フォール・イーグル」に関連して「北朝鮮は昨年以上の非難を続けている。昨年は約290回だったが、今年はそれより70回多い約360回にもおよんだ」と報告。
また「北朝鮮が前後方の各級の部隊別に多様な形態で対応訓練を実施している。食糧が不足するなどの経済難にもかかわらず、冬季訓練も例年と同じレベルで正常に進行されている」と話す。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面キム長官は西北海域の挑発に備えて「ワタリガニ盛漁期中に海上警備を増強し、民間漁船の操業秩序を確立する。西北諸島の挑発タイプ別の対応計画をより発展させ、対応態勢をサポートするための緊急所要戦力を転換中だ」と明らかにした。
また「民間団体のビラ散布時の北朝鮮の挑発の可能性に備えて様々な措置を施行するだろう。挑発を抑制することに重点を置き、挑発時には現場で作戦を進め終結させる」と強調した。