北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は12日、「米国がわれわれに対する挑発の水位を高め続けている」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
米国のポンペオ国務長官は10日、ワシントンでロシアのラブロフ外相と会談し、北朝鮮に対する経済制裁の履行を徹底するよう要求した。また、米国は北朝鮮のミサイル問題を協議する国連安保理の公開会議の開催を要請するなど、北朝鮮に対して圧力を強める姿勢を見せている。
談話は米国の圧力や米朝対話が停滞している現状に対して反発した形だ。
談話は、米国の圧力に対して「自主権尊重の原則に対する乱暴な蹂躙」とし、「われわれはこれ以上失うものがなく、米国が選択するいかなることにも相応の対応をする準備ができている」と述べた。
そのうえで、「米国は、今回の会議招集を機に我が手で首を絞めるような愚かな行為を働いたし、われわれをしてどの道を選ぶかに対する明白な決心を下すのに決定的な助けを与えた」と主張した。
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