政府は来年、南北協力基金を通じて、北朝鮮に米50万トンと肥料40万トンを支援し、6ヶ国協議の2・13合意の進展によって重油15万トンも提供する計画であることが明らかになった。
国会の統一外交通商委員会のキム・ムャ搭c員が10日、統一部から提出された‘2008年度南北協力基金細部事業内訳’によると、来年度の南北協力基金の事業費は9096億ウォン以上と、今年の事業費よりも4.5%(392億ウォン以上)増加したことが分かった。
米の支援規模が今年の40万トンに比べて10万トン増え、今年の予算(1565億ウォン)よりも26.1%増加した1974億ウォンが割当てられた。水害による北朝鮮の食料事情の悪化の可能性を考慮したと統一部側は説明している。
肥料の支援規模も今年の30万トンから来年には40万トンに増え、事業費も今年に比べて39.9%増加した1千511億ウォンが割当てられた。
2.13合意措置の履行と関連し、北朝鮮の核の不能化措置による重油100万トンの支援のうち、韓国の支援分15万トンに対する事業費として、592億ウォンが来年度の予算案に新たに策定された。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面2009年末の開城工団の第1段階の本格的な稼動に備えたこの事業は、敷地2千坪、延べ3千坪の自治区単位の消防署を作るもので、2009年までにあわせて235億ウォンが投入される予定。
キム議員は”北朝鮮の核問題が完全に解決されない中、首脳会談の雰囲気によって、一旦関連する予算を大幅に増やしておくという考えではないか”と指摘した。