大統領府のキム・テヒョ対外戦略秘書官が「李明博大統領は、早く効率的な軍の任務遂行に向け、任期内に軍の上部国「の再編を完了するだろう」と22日に語った。
同秘書官は、韓国・国防安保フォーラム(KODEF)と国会の北東アジアの平和安保フォーラムが共同主催したセミナー「韓国の国防改革をどう行うか」の基調演説で、「昨年の2度の北朝鮮の挑発によって、韓国軍の改革はこれ以上遅らせる訳には行かなくなった」と指摘した。
軍の改革は李大統領の意志が明確だと述べ、「軍隊は『国防改革307』によって、これまで失敗してきた国防改革の課題を必ず達成するものであり、北朝鮮の脅威に対する全面的な安保体制を総体的に点検している」と言った。
今回の国防改革の重点課題は、▲北朝鮮の様々な局地挑発に対応する軍対応能力の養成▲北朝鮮を圧倒する軍事力の整備と、積極的な抑制戦略の定着▲海兵隊の強化▲陸・海・空各軍の専門家の養成などであると紹介した。
また「北朝鮮との全面戦争を圧倒する能力と共に、様々な局地挑発に対応する能力を育てるのが最優先目標。加えて、我々は長期に渡って放置してきた組織の革新を行う準備が出来ているかをも確かめなければならない」と述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「国防改革307は北朝鮮への圧倒的な能力を備え、積極的な抑止戦略を駆使する為、北朝鮮の軍事力に関する正確な情報と、現代の戦場で必要とされる能力を備えることが重要だ。部隊の構成と配置兵器システムの確保基準は、兎に角北朝鮮の挑発を圧倒する事がポイントである」と強調した。
また、優位性のある兵器システムを利用し、北朝鮮軍を制圧しなければならないと述べた。
「戦車や装甲車を戦車や装甲車で制圧する時期は過ぎた。攻撃ヘリや次世代戦闘機、攻撃機を利用すれば、速く効果的な対処が可能である」と空軍の戦力強化の必要性を説いた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面これに加え「攻勢的抑止力の確保に向け海兵隊を強化する」と付け加えた。
一方、この日のセミナーにキム・グァンジン国防部長官に代わって出席したイ・ヨンゴル国防次官は祝辞を代読し、軍上層部の指揮国「の改編を強調した。
「2015年の戦時統制作戦権が移譲されるので、韓国軍の合同性は必須であり、指揮体制を一元化しなければならない。これまで改革を邪魔していたシガラミを全て断ち切る。国防部、合同参謀部、陸・海・空軍を国民を守る強力な軍に作り上げる」と強調した。