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ロバート・ガルーチ元アメリカ国務省次官補が9日、北朝鮮は12個程度の核兵器を作ることができる50〜60キロのプルトニウムを保有していると推定していると主張した。

1994年の米-朝ジュネーブ協定の主役でもあったガルーチ氏は、”北朝鮮の核の交渉で、北朝鮮のプルトニウム保有量及び、パキスタンから搬入した遠心分離機と核兵器製造器機に対する、完全かつ正確なリストの提出が必要で、追加の核兵器の製造について明らかにすることが重要だ”と明らかにした。

また、最近ブッシュ政府の北朝鮮の核交渉について、クリントン政府の対北政策の方向に沿うまで5年もかかったが、正しい方向に向かっていると評価した。しかし、北朝鮮が数純Lロのプルトニウムを生産して、核実験ができるようにしたことは、アメリカの安保のレベルで少なからぬ失敗だったと批判した。

ガルーチ元次官補はこの日、ワシントンの駐米韓国大使館のコーラスハウスで行った、’私たちは北朝鮮とどこに向かっているのか’という主題の講演で、”1994年の交渉で、軽水炉の建設は重要な問題だった”と当時を振り返った。

更に、”この問題が核交渉の過程で、別の隠された障害物になるのではないか”と憂慮し、”北朝鮮のエネルギー不足問題を、最も効果的に解決することができる軽水炉建設の問題は、今後の核交渉の過程で、隠された障害要因として浮上する可能性がある”と語った。

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また、”北朝鮮の核兵器の技術が、シリアのような国家やアルカイダなどのテロ集団に移転されることは、アメリカの忍耐の限界を越す’レッドライン(Red Line)'”であり、そのような事態が発生したら、進展の様相を見せている核交渉がいつでもよじれる可能性がある”と言った。

これと関連し、ガルーチ元次官補は、最近のイスラエルのシリア空襲事件について言及し、北朝鮮の核技術と物質の移転の可能性について憂慮した。

ガルーチ元次官補は”私たちは北朝鮮と長く、順調ではない道を歩んで来たため、この問題(北朝鮮の核技術の移転)はアメリカにとって非常に重要な問題”と明らかにした。

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また、”北朝鮮が核物質や武器の設計の移転を意図的に推進したという結論に逹したら、私たちは核攻撃にあうかも知れず、核の抑制力を持つことができないため、そうした状況を耐え忍ぶことはできないだろう”と説明した。

特に、”そのような状況は劇的な局面になるしかないが、劇的な局面という言葉よりは、行動をしなければならない時を指す”と言い、北朝鮮の核物質の移転が表面化した場合、現在の北朝鮮の核交渉の局面は新しい局面に変わるしかないと強調した。

また、北朝鮮の核交渉と関連し、”何を放棄して何を維持するかという根本的かつ持続的な問題”と述べ、”よじれる可能性はいつでもあり、北朝鮮はかつてアメリカを汲「たことがあるため、核交渉が軌道をはずれるようにすることもできる”と語った。

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更に、北朝鮮の核の軍縮が進展する場合、(北朝鮮の)核関連の科学者の海外への流出などを阻むために、ロシアやウクライナのような武器科学者のための国際科学技術センターを北朝鮮に建てることを多くの人が念頭に置いているようだと伝えた。