北朝鮮民主化委員会の黄長ヨプ委員長は9日、南北が朝鮮半島の終戦宣言のために’3者または4者首脳会談’を推進することに合意したことと関連し、”金正日が韓国を引き入れてアメリカを相手にしようとすることだが、中国を排除することは難しい”と予想した。
黄氏はこの日午後、ソウルの某所で学生や青年の懇談会に参加し、”金正日が’3者または4者首脳会談’案に合意したことは、金正日政権と盧武鉉政権が互いの利害関係がぴったりとあったから”と言い、このように明らかにした。
また、”金正日は基本的に中国の世話になろうとしてはいないと思うが、中国を騙すことはできない”と言い、”一方で中国の力を得ながらも、もう一方では中国を排除するように見え、利益を極大化する戦略であると思われる”と指摘した。
更に、”金正日が終戦宣言を急ぐのは、(平和ムードを醸成して)韓国の人たちを武装解除させようとすること”と言いつつも、”終戦宣言で在韓米軍の撤収は意図することができるが、アメリカも利害関係があるため、撤収は容易ではないだろう”と予測した。
黄氏は”中国は終戦宣言と共に、朝鮮半島での新しい秩序を作ろうとすることには、基本的に反対している”と述べ、”中国は平和的に共存しながらの’現状維持’を一番望んでいる”と語った。