北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は11日、香港情勢を巡り「中国の党と政府が取る立場と措置を全面的に支持する」と表明した。朝鮮中央通信の質問に答えた。
香港では、刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする逃亡犯条例改正案の取り下げを求めて始まった激しいデモが、11日まで10週連続で行われており、警官隊がデモ参加者たちに向けてゴム弾や催涙ガスを使用する事態となっている。
報道官は、「中国の内政である香港問題に干渉して香港社会の安全と秩序を侵害し、市民の生命と財産を害しようとする外部勢力の試みが露骨になっている」と主張。続けて「中国の香港として中国の主権と安全、『一国二制度』を破壊しようとする任意の国や機構、個人の行為も許してはならないというのがわれわれの原則的立場だ」と強調した。