北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は26日、刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする逃亡犯条例改正案に対して激しい抗議デモが続く香港情勢を巡り、「中国の党と政府が取っている措置を支持する」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、一連のデモは「不純勢力が西側にそそのかされて繰り広げている暴動」であり、「米国をはじめとする西側と香港分立勢力が共謀、結託した陰謀の所産である」と主張。
また「誰であろうと当然、中国の主権を尊重しなければならず、どんな形式であれ香港問題に干渉してはならない」としながら、「われわれは、香港事態を解決するために中国の党と政府が取っている措置を支持し、それが国家の領土保全と社会的安定の維持に実質的な寄与になるということについて確信している」と強調した。