北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、北朝鮮の最高学府である金日成総合大学に留学していた唯一のオーストラリア人留学生であるアレック・シグリー氏が、平壌の情報をSNSで発信していたことが「反共和国謀略宣伝行為」に当たるとして国外追放したと伝えた。
同氏は先月24日から音信不通となり、安否が気遣われていた。
同通信の報道全文は次のとおり。
反共和国敵対行為を行ったオーストラリア留学生追放
【平壌 7月6日発 朝鮮中央通信】わが国で勉強していたオーストラリア留学生アレック・シグリーがインターネットを通じて反共和国謀略宣伝行為を行い、去る6月25日にわが国の該当機関に取り締まられた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面取り調べの過程で彼が《NKニュース》など反共和国言論媒体の指図のもとで留学生の身分を利用し平壌市内のあちこちをほっつき歩き視探する方法で収集、分析した資料と写真を数回に渡り渡していた事実が明らかになった。
アレック・シグリーはわが国の内部実態資料を体系的に収集、提供するスパイ行為を行ったことについて率直に認め、わが共和国の主権を侵害したことについて謝罪し、繰り返し許しを請うた。 朝鮮民主主義人民共和国は人道主義的な寛容を施し、7月4日に彼をわが国の領土内から追放した。---