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米韓両国は今月末から来月中旬まで実施される「キーリゾルブ(Key Resolve)」合同軍事演習で、北朝鮮の急変事態に備える訓練を実施する。米空母も参加すると伝えられた。

また、北朝鮮の局地挑発に備えた訓練も実施する。両国は北朝鮮が南北対話が思い通りに行かない場合、いつでも天安艦、延坪島攻撃などの軍事挑発を行う可能性があると見ている。

従来のキーリゾルブおよびフォールイーグル演習では、全面戦争に備えた「作戦計画5027」訓練を実施し、北朝鮮の急変事態に対してある一程度を備えてきた。だが、今回は北朝鮮の急変事態の対応計画の「概念計画5029」を発展させ、6種類の類型のシナリオを点検していると分かった。

急変事態の類型は▲核・ミサイル、生化学武器など大量殺傷武器(WMD)の流出、▲北朝鮮の政権交替、▲クーデターなどによる内戦状況、▲北朝鮮内で韓国人を人質にとる事態、▲大規模な脱北事態、▲大規模な自然災害など。

政府当局者は「昨年に参加しなかった米空母も、連合防衛能力を徹底的に点検する為にキーリゾルブ演習時には朝鮮半島で展開する」と明らかにした。

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キーリゾルブは朝鮮半島の有事際に、米軍の増援戦力を円滑に展開する為の定例演習で、駐韓米軍と海外の米軍、軍団級以上の韓国軍兵力が参加する。

昨年は米軍1万8千人余りが参加したが、空母は参加しなかった。米第3艦隊所属の空母ジョン・ステニス号(9万6千t級)が参加した2009年には、米軍2万6千人余りが参加した。今年も2万人以上の米軍が参加する展望だ。

同訓練終了後には、米韓連合野外機動訓練のフォーイーグル(Foal Eagle)が4月中旬まで行われる。

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軍関係者は「キーリゾルブは毎年ほぼ同じ時期に実施されている定例演習で、有事の際の装備、兵力、物資の展開能力を向上させることが目的。北にも近日中に板門店代封狽?ハじて演習日程を通知する方針」と話した。

北は毎年キーリゾルブおよびフォーイーグルを「核戦争演習」と非難している。

特に、昨年はキーリゾルブ、フォーイーグル演習期間中に、北朝鮮軍は潜水艦をひそかにペクリョン島近海に派遣、正常に警戒任務を遂行していた天安艦に魚雷を発射した事実が、民・軍合同調査団の調査の結果、明らかになった。

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軍当局は今回の練習機間中にも、北朝鮮が武力示威を通じて軍事的緊張を高める可能性があると判断し、対北朝鮮監視・警戒態勢を強化している事が分かった。