米紙ワシントン・ポスト(電子版)は15日、スペイン・マドリードの北朝鮮大使館が2月に襲撃された事件で、北朝鮮の反体制組織を名乗る「チョルリマ・シビル・ディフェンス(千里馬民防衛)」が関与していたと報じた。
事件の内幕を知る関係者らの話として伝えたもので、スペイン氏が可能性を指摘した米中央情報局(CIA)の関与はなかったとしている。
(参考記事:「暴虐な権力撤廃に身を捧げる」反北朝鮮の臨時政府が宣言)千里馬民防衛は2017年2月、マレーシアで北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された際、息子・ハンソル氏ら家族3人をマカオから安全な場所に移したとされる。また今月1日には、北朝鮮の金正恩体制を転覆させるため「臨時政府」の発足を表明。同時に、団体名を「自由朝鮮(チャユチョソン)」に変更した。