最後まで逆転を狙い8強という希望を捨てなかった北朝鮮は、イラクを破ることができず、0-1で敗北し、無得点のまま1次リーグ敗退という結果になった。
韓国時間の20日、カタールの首都ドーハで開かれた2011 AFCカタールアジア杯1次リーグD組最後の3回戦、北朝鮮−イラク戦は、当初拮抗した試合展開だったが、前半21分カラル・ジャシムに1ゴールを許し、挽回できないまま0-1に終わった。
北朝鮮は1次リーグD組中、1分け2敗で3位となり8強進出に失敗。北朝鮮はイラクを破った場合、8強進出が可能だったが、深刻な決定力不足を克服できずに終わった。北朝鮮は今大会3試合で無得点に終わり、唯一の「無得点」チームになった。
北朝鮮はチョン・テセとホン・ヨンジョのツートップで必勝覚悟で試合に臨んだが、二人の呼吸がかみ合わずパスもイラクの守備に阻まれるなど、無気力な試合運びをしてしまった。
先制ゴールを許した北朝鮮は後半に入り、まとまった組織力で同点ゴールを期待できたが、結局無得点に終わった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面30年ぶりのアジア杯1次リーグ通過を狙った北朝鮮は、惜しくも無得点という屈辱的な結果とともに会場を後にした。19年ぶりの1次リーグに出場した北朝鮮は当初、4強に入る戦力だと評価されることもあった。
チョ・ドンソプ北朝鮮監督は、試合後の記者会見で「早い時間に先制ゴールを許したせいで計画していた戦術が崩れた。後半に試合内容が良くなり、得点の機会が何度もあったが、結局相手ゴールを割ることができなかった」と話した。
引き続き「私たちは守備を重要視していたが、今試合では攻撃がさらに重要であると感じた。今大会での経験を生かし、今後はより攻撃的なチーム作りに努力する」と話した。