韓国国防研究院(KIDA)は、北朝鮮の実質的な軍事費が北朝鮮当局が公表した軍事費の13〜15倍に達すると分析した。
KIDAは18日に発刊した「2010国防予算分析・評価および2011の展望」パンフレットを通じて「北朝鮮は90年代の深刻な経済難と2000年代中盤からのマイナス成長にもかかわらず、軍事費だけは持続的に増加している。北朝鮮貨幣の購買力為替レートを適用すれば、実際の軍事費は公阜R事費の13〜15倍と推定される」と明らかにした。
2003年を基準に北朝鮮貨幣の購買力為替レートは、貿易為替レートの10倍の1ドル当り16.5ウォンと推定され。これを適用し2009年の北朝鮮の購買力基準軍事費を推定すると87.7億ドルと計算される。
しかし、IISS(国際戦略研究所)が推定した北朝鮮の購買力為替レート(1ドル当り9.89ウォン)を適用する場合、軍事費は77.1億ドルに達するとKIDAは説明した。
北朝鮮当局が発表した軍事費は、2004年3.9億ドル、2005年4.6億ドル、2006年4.7億ドル、2007年5.1億ドル、2008年5.4億ドル、2009年5.7億ドルで毎年増加している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面2009年度を基準に、北朝鮮の国民総所得(GNI)は韓国ウォン基準で28兆6千億ウォンで、1人当りGNIは123万ウォンで韓国の1/37,1/18水準と評価されている。
最近の北朝鮮軍の戦力増加の特徴を見ると、湾岸戦争の教訓を活かし陸軍の部隊国「を機動化・軽量化し、空中侵入機AN-2と海上での侵入手段のホバークラフトを織りまぜた戦力の増強していると分かった。
これに遠距離打撃能力と大量殺傷能力の持続的な拡大、サイバー戦、ゲリラ戦、特殊戦戦力の大幅な増強も主要な特徴だとKIDAは付け加えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面韓国の国防費は2011年に31兆4千余億ウォンが配分された。