人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮が2012年の強盛大国を控え、平壌の10万世代の住宅建設や煕川発電所完工などでセメントの需要が増えたが、今年もセメント不足が深刻だと予想される。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)は12日、平壌の10万世代建設現場に動員された咸鏡北道の関係者の話を引用し「昨年10月から工事現場に資材がまともに供給されておらず、サンウォンと順天セメント工場で生産されたセメントの全てが10万世代建設と煕川発電所建設に送られ、セメント不足現象が深刻だ」と伝えた。

また他の消息筋も同放送に「セメントの品薄現象により、2012年の強盛大国の建設を目標とした建設工事に支障がでている」と話した。

2007年に平壌のサンウォンセメントを取得した後、50%を保有しているフランスのラパーズ社のウィンクラー公報担当官は「サンウォンセメント工場は常に稼動しているが、北朝鮮の事業状況はいつも全く同じだ。工場の稼動に気を遣うだけで、投資の拡大や施設の増大計画はない」と同放送に明らかにした。

ラパーズ社がサンウォンセメントの工場で生産するセメントは、全て北朝鮮の内需用で、北朝鮮の年間のセメント生産量(約640万トン)の31〜39%(200万〜250万トン)を占める。このセメントの大部分は柳京ホテルの建築や平壌市の大規模な建設事業に供給されてきたと分かった。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

しかし、このような少ない生産量で大規模な建設を推進してきた北朝鮮は、2012年強盛大国建設を宣言した後に、セメント不足がより一層深刻化している。

これと関連しラパーズ社は、北朝鮮当局のセメントの増産要請があったのかという質問に明確に答えなかったと、同放送は伝えた。