1月8日の金正恩の誕生日に大々的な群衆行事などは開かなかったが、内部的には忠誠行事が行われたことがわかった。このような行事は金正恩の指導者としてのイメージ作りに焦点が合わせられた。
北朝鮮が金正恩の誕生行事を住民らに公開的に大々的に行わない理由は、住民へのプレゼントがないから。名節の雰囲気を出す為には、食糧や酒などの贈り物の供給が必要だが、物資不足で厳しくなり、党と軍を中心に忠誠集会を開いたと伝えられた。
また、住民には名節の供給はしないながらも、貿易機関は金正恩への高価な贈り物を献上する為に大々的な運動を展開したと伝えられた。
韓国の情報消息筋は「中央党の指示により、北朝鮮の全機関の団体が金正恩の称賛歌と詩競演大会を競争的に準備した。金正恩の資質や性分、活動成果をねつ造する講演会を開催するなど、住民の忠誠心の鼓吹に注力した」と話した。
1月8日は金正恩が後継者に公式的にに登場してから初めて迎える誕生日で、世襲の正統性を強調した記録映画を朝鮮中央TVを通じて放映した。これは金正恩の誕生日が内部では重要行事である事を意味している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面消息筋は「金正恩体制構築の前衛隊の軍は、金正恩への忠誠を知らしめる為に「忠誠の手紙引のリレー」(忠誠を誓う手紙をリレーで手渡しする)、金正恩の偉大性の講演、歌と詩の公演など、他の機関よりも多様な行事を進行した」と話した。
また、昨年と違う点は、貿易機関が金正恩へのプレゼントを献上した点だ。高価な運動器具、酒、絵などが準備され、機関同士の忠誠競争も過熱したという。
消息筋は「海外でも北朝鮮は関連団体や個人に金正恩への贈り物と祝電を送るのを強要し、金正恩の誕生日が国際的に記念されている偽装している」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面誕生日の記念講演に参加した内部消息筋は「1月1日に白頭山の正日峰の東の空で、太陽を中心に左右に2つの大きな虹がかかったと宣伝した」と話した。不思議な自然現象を偶像化し道具にするのは常套手段である。
この消息筋は「今年に入って1月1日と1月8日の金正恩の誕生日にも、供給は全くなかった。今年は新年初日から腹をすかせている」と話した。
また「今では国が人民に平気で嘘をつく。正月の供給は無理だが1月8日は少しでも供給すると約束をしていたが、米粒一つの配給もなかった」と話した。