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金正日の後継者の金正恩が、金正日の誕生日(2月16日)を前後して中国を訪問すると言われている。

韓国経済新聞は7日「金正恩は誕生日(1月8日)を迎え、今月中に北朝鮮住民に経済的な希望を提示する新年教示を発表し、翌月の金正日の誕生日を前後して単独で訪中を行う方案を推進している」と政府関係者と対北朝鮮消息筋を引用して伝えた。

訪中を行い、中国の指導部と中朝経済協力に対する具体的で新しい方式に合意することによって、北朝鮮の次期後継者として国際舞台に知名度を高める目的がある。

対北朝鮮消息筋は「後継継承作業を受け持っている人民武力部政治局と国家保衛部宣伝部が今年に入り、『強盛大国建設を行う若い先導者金正恩』を連日宣伝している。軽工業と農業の発展、技術革新と人民生活の向上を前に主張し、経済指導者としてのアピールを推進している」と同紙に伝えた。

金正恩は、昨年8月の金正日の中国東北地方の金日成の抗日遺跡を巡礼に随行した可能性が高い。ウォン・セフン国家情報院長は、この当時、国会で「金正日の行き先から、それは有りうる」と話した。

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金正恩が2月に訪中をする場合、6ヶ月ぶりとなる。北朝鮮権力の継承者が6ヶ月ぶりに訪中するのは異例的。国際社会の対北朝鮮制裁と南北関係の断絶が長期化されながら、経済分野に対する北朝鮮指導部の危機感が高まっていると見られる。

北朝鮮は昨年、中国の朝鮮戦争参戦60周年を記念し大々的な行事を行い、金正日と金正恩が参加した。今回の新年辞も米国を差し置いて中朝親善を強調した。北朝鮮が親善を強調するのは、中国への期待が高いということを示している。今回訪中が行われれば、北朝鮮は大規模な投資形式の経済援助を要請するだろう。

北朝鮮問題専門家のIBK経済研究所のチョ・ポンヒョン研究委員は「北朝鮮は今年、3代権力世襲を強化する次元で、金正恩に『外交的正当性』を付与するだろう。中国の官界でも金正恩の訪中時期に対し様々な情報が錯語している。早ければ今月末、次に金正日の誕生日以前の2月初め、でなければ2月末には行われる可能性が高い」と付け加えた。