日米韓3ヶ国は6日(現地時間)、外交長官会談で北朝鮮の態度を変化させるため中国の役割を要求した。
この日、オバマ大統領は中国の胡錦涛・国家主席に電話会談を通じて「延坪島砲撃」に対する中国の積極的な役割を要求した。
これに対して胡主席は相変らず「冷静で理性的な対話の必要性」を強調した。
しかし、天安艦事件のように北朝鮮の立場に肩入れする印象は自制するなど中国の姿勢に変化の兆候があるという見方がある。
この日、韓国のキム・ソンファン外交通商部長官と米ヒラリー・クリントン国務長官、前原誠司外務大臣は、会談共同声明で北朝鮮の延坪島砲撃に対して「深刻な憂慮」を浮?オ、ウラン濃縮施設の建設に対しては「糾弾」の意思を明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面声名では「3ヶ国の長官は、安保理決議1718号と1874号に対する中国の支持を歓迎し、北朝鮮が2005年の9.19共同声明の公約を履行するように促す中国の努力を期待する」としている。
二度の安保理決議を通じて合意した対北朝鮮制裁が成立しているという点を確認し、北朝鮮の核活動の中止に中国が努力すべきという点を再度促した。
事実、米国は近い将来ジェームズ・スタインバーグ国務省副長官などが訪中し対北朝鮮金融制裁に中国を参加することを訴えるという方針が明らかになった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面声名はまた「六カ国協議の再開のためには北朝鮮が韓国との関係改善のため真の努力をすべきであり、合わせて完全で検証可能で復帰不可能な非核化へ真の意志を見せる具体的な行動を取るべきという点を再確認した」と明らかにした。
これは中国が提案した「緊急六カ国協議首席代負?k」を事実上拒否したことになる。
中国外交部は3ヶ国外交長官会談と関連した声明を出し「三者会談が緊張を高めて対立を拡大するものではなく緊張を緩和して対話を促進する席になることを期待する」と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面イ・テファン世宗研究所中国研究センター長はデイリーNKとの電話インタビューで「日米韓の合意が当面の中国の姿勢を変化させることは出来なくても中国に負担を与えるのは事実だ。日米韓の立場を回避だけはできない立場」と話した。
イ・センター長は中国が天安艦の時とは違ったトーンの立場を示しているのも中国が変化した点だと指摘し「北朝鮮側に立ってはいないが、日米韓の立場を正面から反論していない」と話した。
こういった中国の姿勢の変化は北朝鮮への圧迫になる可能性があるとのことだ。
日米韓の対北朝鮮圧迫と強硬な声に中国が「絶対に容認できない」「強力な抵抗にあうだろう」という北朝鮮側に立つ立場を見せないことは北朝鮮にとっては相当な神経を使わせるというのがイ・センター長の見方だ。
イ・センター長は中国の対北朝鮮影響力に関して「中国が対北朝鮮圧迫に出ると公には出来ない立場ではあるが、国際社会の慣行にならった一般的な立場から抜けられない側面がある。同じ列に立っていることで効果がある」と話した。