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AP通信によると、最近、北朝鮮を訪問したジョゼット・シーラン世界食糧計画(WFP)事務総長は「北朝鮮の多くの子供が厳しい栄養失調と闘っている」と述べ、北朝鮮の子どもたちの栄養状態が厳しいことへ強い懸念を表明した。

通信によると4日、中国の記者と会ったシーラン事務総長は「(子供たちの)心身の成長発達が低下している状態だ。成長のための栄養食品を供給することが緊急に必要だ」と強調した。

シーラン事務総長は、同時にこれらの子どもたちが現時点で必要な栄養供給がされない場合、長く生きられないと話した。

特に「2千4百万人の北朝鮮の人口の3分の1が栄養失調だ。1990年代中頃以降、食糧の供給を外部の支援に依存している。現在の北朝鮮の食料供給状況が大きく懸念される」と述べた。

また、WFPがインターネットのホームページに公開したビデオではシーラン事務総長が平成の託児所で子どもたちと会った席で米とミルクの重要性を強調している。

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託児所の中の3才から4才の子どもたち全てがビタミンや栄養食品などを供給されない場合、心身ともに健康な状態になることは難しい実情にあるとのことだ。

シーラン事務総長は、今回の訪朝期間中に金永南(キム・ヨンナン)最高人民会議常任委員長と外務省や農業省などの当局者たちと会談した。

WFPは、国連機関としては北朝鮮に最も多くの食糧を支援しているが、事務総長が北朝鮮を訪問したのは2005年末以来初めてだった。