北朝鮮の官営メディアらは、後継者の金正恩(党中央軍事委副委員長)を住民らに深い印象を与える為の宣伝を大幅に強化した。
4日の朝鮮中央通信によれば、この日、労働新聞は発行面数を10面(普段6面)に増やし、10面全てを金正日と金正恩が慈江道の煕川発電所建設現場の現地指導を行ったと紹介した。
同紙は1〜2面を現地指導内容と写真、3〜10面は写真で構成した。
朝鮮朝鮮中央TVもこの日午後5時10分頃、金正日の煕川発電所の視察を伝え関連写真を異例的に145枚も放送した。
この中人物の写真が86枚、施設の写真が59枚であったが、金正日と金正恩両者が写った写真が13枚、金正恩だけが写ったのが8枚含まれていた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩の写真では、彼が両手を手を組んだまま何かの説明を聞く姿(6枚)、歩く姿(1枚)、笑いながら拍手をする姿(1枚)等。
写真の中の金正恩は金正日とデザイン、色が同じ浅い灰色のジャンパーを着用していた。
労働新聞が発行面数を増やし金正日の公開活動だけを全面的に報道したケースは、今年1月24日付(平壌の小麦粉工場、リョンャ盗H料工場の現地指導、12面)以後、2度目。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面今年に入り同紙が金正日の公開活動の大々的な宣伝の為に10面以上に増加したケースは、▲4月13日付の金日成総合大学電子図書館の現地指導(10面中8面)、▲5月22日付の咸興のリョンャ搭@械の現地指導(12面中9面)、 ▲8月26日付の平壌の谷山工場の現地指導(10面中6面)、 ▲9月29日付の党代表者会(10面中8面)等があった。
金正恩の後継を公式化し後継作業に速度を出しているが、住民らの金正恩に対する非難世論はかえって拡散しているのを受け、メディアを通じて金正恩のイメージアップを行っている。