慈江道(チャガンド)の中朝国境都市満浦(マンポ)と両江道(リャンガンド)恵山市(ヘサンシ)を連結する「恵山満浦青年線」の運行が、7月末に発生した落石事故によって中断した。
恵山満浦青年線は、慈江道のチャソン郡や両江道のキム・ヒョンジク郡とキム・ジョンスク郡を経て、恵山市を連結する路線だ。
先月30日、満浦の海運事業所から鴨緑江上流方向に約1,2km行った地点で、落石事故が発生。約20mほど線路が破壊された。落石処理のために、鉄道隊の労働者たちが緊急に投入されたが、シャベルとツルハシ、肥料の袋が復旧用の装備の全てで、復旧にかなり手間取っているようだ。
満浦市は中国吉林省集安と接しており、鉄道交通の要衝地だ。鴨緑江に沿った、恵山満浦青年線は、平安南道のスンチョンから出発する満浦線の終着駅で、中国の集安まで1日1回運行する国際列車もある。
中国の集安に向かう国際列車は、北朝鮮と中国が隔年制で交賛で運行している。今年から来年まで2年間、北朝鮮の列車が中国に入り、2009年からは中国の列車が満浦市に来るようになった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面集安駅のある関係者は「満浦-集安間の国際列車で、北朝鮮の木材や薬草などが中国に入って来て、オートバイや自転車、家電製品などが北朝鮮に運ばれる」と説明した。
鴨緑江に出て北朝鮮の住民たちの姿をカメラにおさめることができた。住民たちの健康状態や服装、装身具が、以前と比べてかなりよくなったことが確認できる。中国産のオートバイも目立ち、自動車も増えているようだ。