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北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は8日、安倍政権を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、河野太郎外相が先月、フィンランド外相やシンガポール外相、モンゴル外相と会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐり連携して対処することや圧力の強化を確認したことに対して、「国際舞台を訪ね回る河野の卑陋な哀願外交、日本の体質化した詐欺外交の実体だ」と非難した。

また、「米国宗主の対朝鮮圧迫拍子に合わせて踊らなければならないのが、手先である日本の哀れな立場である」と非難した。

さらに、「まぼろしに驚いて行方なく奔走しながら青筋を立てる河野の汚らわしい反朝鮮悪口は、大勢の判別能力が麻痺した愚か者のたわごとである」と強調した。

その上で、安倍晋三首相や小野寺五典防衛相が「誰かに対する『圧迫度合い』だの、『朝鮮に誘惑されない圧力姿勢の維持』だのと請託のほらを吹いている」とし、「朝鮮半島での情勢緩和の流れにびっくり仰天して振る舞う日本反動層の醜態が笑止千万である」と述べた。