金正日が慈江道の「3月5日青年鉱山」を現地指導したと朝鮮中央通信が11日、伝えた。9月上旬に予定されている朝鮮労働党代表者会が依然として開催されていない状況での現地指導のニュースを伝えた事が注目されている。
同通信はこの日、具体的な日時を明かさなかったが「金正日同志が露天採掘場、大型破砕場、選鉱場などの生産工程を長時間見て回り、技術の改善と生産実態を具体的に理解された。生産工程を情報産業時代が求めるニーズに改善中で有る事に対して大満足した」と明らかにした。
今回の現地指導にパク・ドチュン慈江道党責任秘書、張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長兼党行政府長、金敬姫(キム・ギョンヒ)、太鐘守(テ・ジョンス)、洪錫亨(ホン・ャLョン)党部長が同行したと紹介した。
今回の慈江道訪問は、党代表者会を控え平壌で開催準備を行なっているとの予想を覆す行動であり、関心が寄せられている。
北朝鮮専門家らの評価は交錯している。党代表者会を控え水害などによる民心の収拾を目的とした現地指導という意見と、金正日の健康異常説を払拭するためとの説がある。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面チョン・ソンジャン世宗研究所首席研究委員は通話で、「現在北は水害で民心が良くない状況で、復旧には時間がかかる為、民心を収拾するための行動だと思う」と話した。
これに反し、イ・ギョドク統一研究院選任研究委員は「現地指導の報道は全面的に信じられない。健康不安を払拭させる目的での報道だろう」と主張した。
これに対してチョン研究委員は「健康上の問題であるならば、これまでの公演観覧や訪中も消化出来ないはずだ。健康に異常が生じたとは考えられない」と発言した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面朝鮮中央通信は公演の観覧日や場所などの詳細は明かさなかったが、今月8、9、10日と連続して人民軍護衛司令部芸術宣伝隊公演、人民軍直属の功勲国家合唱団の「9月音楽会」、銀河水管弦楽団の音楽会を観覧したと報道し、平壌滞在が当然視されていた。