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映画界にはライプツィヒから来たマークがいるが、彼は自分の劇場で僕のシリーズを上映してくれた。彼は韓国人の彼女がいて韓国語を少し話せた。そしてミュンヘンのアリス、ドイツのタイムワーナーと言われるキルシュメディアのダニエルなどだった。この中で、北朝鮮との大規模事業を成功させることができるのはダニエルだけだった。

クリスチャンとケイと僕は北京まで一緒に行きニコラスに会った。元々は汽車に乗って平壌に行くとペク先生と約束していた。そして新義州(シンウィジュ)の通過許可が押されたビザを受けたが、結局北京では平壌行きの電車の切符を買えなかった。

「汽車の蘭?ヘもう終わりました。国境を渡る汽車は2両しかないのです」と北京の旅行案内所が教えてくれたのだ。僕たちは丹東にある闇取り引き市場まで行って切符を探してみようかと思ったが、危険があまりに大きくてやめた。

そして僕たちは高麗航空社に行った。そこで本当に驚いたのだが、航空会社の職員は既に代表団に属した人物を把握しており、すぐにチケットを発行してくれたのだ。

平壌に到着し、昨年と同じ何かの歓迎行事があるかも知れないと期待したが、今回は僕たちがスターであった。昨年のマラソンのメダリストが受けたような壮大な歓迎式はなかったが。僕たちは空港ターミナルまで行く時、他の訪問客とは別のバスに乗り歓迎団の案内を受けた。

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歓迎団は朝鮮映画輸出入社のチェ社長と部長らだった。チェ先生は僕が昨年少し会ったパク先生と共にドイツ代表団を歓迎するため来ている様子だった。そして今回はその二人が僕たちの案内員だったのだ。

携帯電話の検査体制は昨年よりはるかに厳しくなっていた。国際映画祭の招待客らは空港を出て二台のバスに分けて乗った。招待客は40人程だった。ヨーロッパではドイツの代表団が最も多く、フィンランドからも二人が訪れた。

スイスのニコラスや、ロシアからも数人来ていた。実はロシアから来た人々はモスクワでドイツZDF放送関係の仕事をしているドイツ人なのだが、今回北朝鮮ついて取材するために来たと言っていた。イラン、ベトナム、日本、中国、カンボジア、マレーシアなど、訪問団の中には、まだ到着していない人が多いようだった。

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「ナイジェリアはどこにいるでしょう? アルジェリアはどこにいますか? セネガルはどこにいますか? ポーランドはどこにいるでしょう?」案内員はずっと探していたが結局誰も現れなかった。ニコラスが前回の映画祭がもっと多くの外国人が参加していたと教えてくれた。前回は100人ほどが参加したという。

今回、僕たちは高麗ホテルで泊まった。平壌のホテルの中で最高級ではないが、外国人の多くが泊まるホテルだ。30階に上がれば平壌の展望が一目で入ってくる。ピラミッドのような廃虚もはっきりと見える。初日はゆっくり休息した。僕たちはホテルの外以外では何でも好きにできた。

夜10時頃、ドイツとフィンランド代表団が酒場を探しに外に出て行った。金日成広場近所の焼肉屋でも行ったのだろう。ただニコラスは案内員とまた問題があったのか、出てこなかった。