北朝鮮が9日、西海上で130発余りの海岸砲を発射した後、無人偵察機(UVA)と推定される飛行体による偵察を行なった事が明らかになった。
韓国軍関係者は16日、「北朝鮮軍が9日夕方、西海NLL海上に110発余りの海岸砲を発射した後、無人偵察機と推定される飛行体による偵察を行なったことが確認された。7メートル程のこの飛行体は、延坪島の北側の上空を非常に低い高度で飛行した」と話した。
「この飛行体が小型偵察カメラを装着した無人偵察機の可能性が大きいと見ている。この無人偵察機がNLLの南側にある白翎島や延坪島にある韓国軍の砲の配置状況や艦艇の配置状態などを観測したと思われる」と話した。
「北朝鮮が小型無人機で自軍の訓練情況を偵察した可能性や、韓国軍のレーダーの撹乱を目的とした可能性もある。北朝鮮は既にこの様な無人機を実践配置したと知られている」と説明した。
これまで北朝鮮がシリアなどを通じて旧ソ連産の無人偵察機を導入したという情報はあったが、運用されているのが実際にレーダーにキャッチされたのは今回が初めてだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面今回キャッチされた無人偵察機は、軍団レベルで運用されている長さ7メートルのジェット推進式『DR-3レイ』もしくは、師団と大隊レベルで運用している長さ2メートルの『プチェラ』の可能性が高いと言われている。
この無人偵察機は有人偵察機より小さく低高度での飛行が可能なため、 白翎島や延坪島にある韓国軍の砲の配置状況や艦艇の武装状態、規模の分析ができると言われている。
専門家らは、北朝鮮が無人偵察機を開発した可能性よりは、ロシアなどから導入した可能性が高いと見ている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、無人偵察機は遠隔で操作され、遠隔操作技術や映像転送などの最新技術が含まれており、1機当たり約100億ウォンを超え、発射台や統制レーダー等の装備や設備が必要なため、経済状況が厳しい中での運用に関心が集まっている。
韓国軍はイスラエルから導入した『ャ`ョ』、長さ5メートル程のプロペラ無人偵察機『ソンSルメ』を独自開発し、2002年から実践配置している。軍団級で運用されているャ`ョは長さ5.15メートル、幅7.2メートルで最長14時間を4.5kmの高さで250kmまでの観測が可能で、ソンSルメは5メートルのプロペラ偵察機だ。