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北朝鮮当局が脱北の試みを防ぐために人民保安部に『打撃隊』を新設し、運営していると開かれた北朝鮮放送が16日に報道した。

内部消息筋を引用し、「人民保安部に新しく入隊した隊員を中心に脱北を防ぐための『打撃隊』が組織された。全国的に市と郡、区域の人民保安部の単位毎に12人で構成されている」と伝えた。

「市と群、区単位が約200個程度で、北朝鮮全体で約2,000人の打撃隊員がいる。打撃対隊長は市、軍保安所の捜査指導員や監察指導員が引き受ける」と説明した。

消息筋は「打撃隊が渡河者や行方不明者がいる家庭に対し、徹底した監視を行なっている。特に収入に比べて裕福な生活をしている家庭に対し、内部調査を綿密に行なっている」と伝えた。

「渡河者がいる家に出入りする人を打撃対隊員が発見した場合、まずは打撃隊員が身分と用件を確認し、身分が不透明な場合には渡河者処理する保衛部に引渡し、取り調べを受けるようにしている」と話した。

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同放送はこれに対して「渡河者と行方不明者の家族は、昼夜を通して打撃隊の監視を受けている。渡河者がいる家に接近する外部の人は、外国に滞在している家族の連絡を伝えに行った可能性が高い」と説明した。

また、消息筋は「打撃隊だけでなく、様々な方面で脱北を防ぐ努力を行っている。工場、企業所の支配人は無断欠勤者に対する行方の追跡範囲を、自分の生活範囲を超えて捜索を行なっている。人民班は外部に出入りしている者に対する取り締まりを強化している」と伝えた。