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3年前に解任された北朝鮮のパク・ボンジュ元内閣総理など、国防委員会副委員長の張成沢の側近20人あまりが最近復権したと毎日新聞が15日、報じた。

同紙は、「パク・ボンジュが最近労働党軽工業部の要職の第1部部長として勤めている。金正日の義弟である張成沢副委員長の意向が働いた」と伝えた。

市場経済要素の導入と関連し、北朝鮮の党や軍部と対立していたパク元総理は2007年4月に経済政策の失敗と共に、800万ドル相当の肥料購入資金を原油の購入資金に転用したとして解任された。

パク元総理が現在働いている労働党の軽工業部は、金正日の妹の張氏の妻、金敬喜(キム・ギョンヒ)氏(64)が部長を務める。

同紙は「張氏が主要な人事に影響力を発揮できる背景には、後継体制への円滑な移行を望む金総書記の判断があるとみられる。また、張氏は定期的に訪中し、最大の支援国の中国の指導部との関係も良好といわれており、中国側にも張氏を中心とした体制構築を望む声があるようだ。」と伝えた。

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また、同氏が経済政策の専門家であるとの理由で北が今年の新年共同社説で重要事業に指定した軽工業部門に抜擢された反面、 同氏の後任で今年6月に首相を解任された金英逸(キム・ヨンイル)は、貨幣改革の失敗の責任を取って咸鏡北道の清津港の港長に左遷された。

「これらの人事に張氏が深く関与しており、影響力は強まる一方」とした。

「張氏が03年頃に党組織指導部第1副部長から失脚した際に同じく左遷させられた約20人の側近らが、この1〜2年で全員が復職している。その数を『300人』と推定する幹部もいる」と話している。