北朝鮮が西海北方境界線(NLL)の海上に向かって海岸砲を130余発を発射し、軍事威嚇を行ったが想された『挑発』レベルが低かった。
北朝鮮は今月3日、韓国軍の西海合同軍事訓練に対し、戦線西部地区司令部通知文を通じて「強力な物理的対応打撃で鎮圧する」と発表し、訓練が始まった5日には祖国平和統一委員会(祖平統)書記局の報道を通じ「予想を超越した最も威力ある戦法と打撃手段で、挑発者とその牙城を踏みつぶす」と威嚇していた。
北朝鮮の砲射撃は、西海合同訓練が終わるタイミングに合わせられていたが、予告したていた威嚇が言葉だけで終わるのではなく行動に移したという点で注目されている。だが、挑発の水準が絡垂ニりも貧弱だったといのうが大方の評価だ。
航行禁止区域宣言などの絡垂?sなわずに海岸砲の発射を断行し、着弾地点が韓国の領海にも一部が落ちると考えられていたが、北朝鮮が公言した「予想を超越した」水準とは程遠い。
北朝鮮が米韓連合海上訓練に続いた西海合同訓練に反発しており、海岸砲の発射で意思を表明しているが、軍事的衝突や全面戦争への拡大は避けたいという意図が読み取れる。全面戦争は避けつつもある程度の軍事的緊張を保つための水準と評価できる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面キム・ヨンス国防大教授は本紙と通話で「東海(日本海)米韓連合訓練と西海合同訓練を通じて、体制への締めつけを強める米韓の制裁をそのまま放置すれば、軍の士気低下が避けられないという判断の元で行なわれた挑発」と説明した。
また、韓国軍単独の合同訓練が終了した時点で軍事威嚇を敢行したのも、米韓合同軍事訓練の終了時と比べ相対的に負担が少ないという判断であろう。米韓の天安艦と関連した原則的な対応による効果であると評価される。
同時に対南威嚇攻勢によって、『紛争地域』であるというメッセージを米中に伝達する効果を期待していると評価される。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面同教授は「全面戦争への拡大の可能性を避けつつ、対南強硬意志を内外的に表明する為の場所がNLLであり、平和攻勢が受け入れられなかった事に対する米中韓に対する関心を引くのが必要な時期であった」と話した。
今回の海岸砲発射が党代侮ミ会を目前にした時点に断行されたという点で、体制結束とキム・ジョンウンを浮上させるための試みとも解釈できる。
「政権樹立日(9.9)、党代表者会、党創立記念日(10.10)などの下半期の主要政治日程を控え、これといった経済的な成果がない状態で、関心を理念に集中させ帝国主義の侵奪意志を浮上させることで、青年大将キム・ジョンウンを浮上させる効果を狙っている」と指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「偉大なリーダーシップを発揮しなければならない時期であることを強調し、党代表者会を通じてキム・ジョンウンの後継を正当化する手続きを行なうのであろう」と付け加えた。
北朝鮮はミサイル発射などの追加挑発を通じ対外的に存在感を誇示し、対内的には体制結束を高める考えだ。北朝鮮の内部教養資料によれば、キム・ジョンウンを砲兵戦に長けた軍事的才狽?揩チた人物と描写している。
「NLLに照準砲撃を加えたという点から、北朝鮮の軍事的対応意志が健在しているという点が確認できた。年末まで行なわれる米韓連合訓練の日程に合わせ、北朝鮮がテポドンなどのミサイル発射を行なう可能性がある」と予想した。