北朝鮮は9日、韓国軍の西海演習が終わる時刻に合わせ、西海の北方限界線(NLL)付近の海上で130発の砲撃をする挑発を行った。
韓国政府関係者はこの日、「北朝鮮が今日午後5時半から3分間に渡って、白翎島のNLL付近の海上に向け10発を砲撃し、5時52分から6時14分までは延坪島のNLL付近の海上に向かって120発あまりを砲撃した」と発表した。
同関係者は「しかし、砲撃地点が韓国側のNLLを越えなかったため、韓国軍の被害はない」と説明した。
「海軍は警戒及び待機態勢を強化した。午後6時14分以降は追加射撃がない状態だ」と話した。
今回の砲弾発射は、今月5日から5日間の日程で行われた韓国の陸・海・空軍と海兵隊の西海合同海上演習が終了した時刻に行わており、韓国の演習への反発だと見られる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮は今回の演習と関連し、これまで3回に渡り過激な表現で韓国を脅迫していた。西海演習が始まる2日前の今月3日には、『戦線西部地区司令部』の通告文を通じ「強力な物理的対応打撃で鎮圧する」と主張した。
演習が始まった5日には、祖国平和統一委員会が書記局報道を通じて「予想を超えた最も威力的な戦法と打撃手段で、挑発者とその牙城を踏み潰す」と主張した。そして、労働新聞は7日、「我々の警告は絶対口だけではない」と強調した。