北朝鮮の今年のコメ収穫量は昨年より30万トン減少したが、北朝鮮国内のコメ価格は安定している。
米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によれば、国連食糧農業機関(FAO)は最近発表した報告書で、北朝鮮の今年のコメ収穫量について、昨年比30万トン減の140万トンと推計している。これは、2013年から2015年までの1年当たりの平均収穫量(160万トン)よりも少ないとも指摘している。
FAO農業経済情報局のアブバシアン局長は、VOAの取材に対し、異常な干ばつをコメ収穫量減少の原因に挙げた。FAOは、人工衛星で北朝鮮の天候、降雨パターン、農地の規模を観測し、北朝鮮の農業政策と現地調査の結果を総合して収穫量を推測している。