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北朝鮮民主化ネットワーク(代表ハン・キホン)が最近入手した5、6月の朝鮮人民軍報を分析した結果、「9月の労働党代表者会と党中央委員会を通じて、キム・ジョンウンが『党中央』に擁立される可能性が非常に高いと見られる」と展望した。

同団体が5日に発行した機関紙の『NKビジョン』で、「北朝鮮の労働党機関紙の労働新聞が、6月30日に『党中央』という表現を16年ぶりに使ったが、『朝鮮人民軍』はこれより先の5月15日から『党中央』という表現を使っている」と分析した。

同団体が公開した『朝鮮人民軍』の 5月15日付の記事は、『党中央を命をかけて死守しよう』という歌の3節の歌詞が閲兵式の写真と共に大きく掲載されている。この歌は1980年代に金正日の保衛を内容として作られた軍歌で、軍や一般社会で大々的に歌われている。

朝鮮人民軍はまた、この日に『政論』形式の記事を通じ、金正日が直接「人民軍はこれまでと同じように、党中央を死守せなばならないというスローガンを守らなければならない」と強調したと伝えた。

また、6月13日付の『朝鮮人民軍』は、『党の指導は人民軍の生命』という記事で、労働党が軍隊を指導するという立場を明確に強調した。

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この記事では「党の指導を離れては人民軍の存在と強化発展は考えられず、党の指導があってこそ人民軍が勝利出来るということを刻まなければならない」と強調した。この様な立場は『先軍政治』を前面に押し出し国防委員会の強化を模索した先軍政策との差別化を図ると分析される。

北朝鮮は4月の金日成誕生日98周年を迎え開かれた中央報告大会でも、「偉大な金正日同志を首班とする党中央委員会を命で死守しよう」というスローガンを使用していた。

9月には労働党代表者会の開催を予告しており、軍報が『党中央』という表現が格別に強調している点について、「党体系を通じたキム・ジョンウン後継の擁立」と同団体は分析した。