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今月28日に平壌で南北首脳会談が開催されるという消息に、市民は足を止めて会談の速報が放送されるテレビ画面の前に集まって来た。

8日午前、南北首脳会談開催の消息が出た直後、デイリーNKはソウル市内に出て、市民の反応を聞いた。

南北首脳会談が及ぼす影響について、市民は行き違った反応を見せた。中高年層には、現政府が年末の大統領選挙に、南北首脳会談を利用しようと思っていると憂慮する人が多い一方、若い世代は南北間の対話は、朝鮮半島の平和と安定に寄与できるという反応が多数だった。

鍾路区クギ洞に住むチョンスン(59)氏は、“この前の西海交戦でもそうだったように、北朝鮮はいつも後頭部を打つので、(首脳会談に対して)非常に懐疑的だ”と述べ、“会談が必要ではあるが、まだまだ北朝鮮の本当の考えはわからない”と、否定的な立場を見せた。

匿名を要求した中年の男性は、“首脳会談をしたら何なのか。お金だけありったけやるかのようだ。この前の会談の時、北朝鮮にすべてやって国民の税金を上げなかったか”と、首脳会談の推進には対価があったという疑惑について語った。また、“政府は国民の意思に関係なく、どうして独断的に行うのか”と不満をもらした。

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鍾路区オギン洞に住むチョン某(55)氏は、“会談自体はよいと思うが、(南北首脳会談が)選挙に悪用されるのではないか心配する”と言い、“現在、大統領選挙に不利な与党が、今回の会談を通じて、挽回しようと考えていたり、大統領候補がこれを利用しようと考えるのではないかと心配になる”と憂慮した。

イ某(55・タプシン洞)氏も、“会談は大統領選挙用だ。それが目の前にちらちらと見える”と答えた。更に、“私たちはある程度(状況が)できたが、金正日が問題”と言い、“開放は政権が崩壊することとまったく同じなのに、開放することができるのか”と、北朝鮮の態度に懐疑的だった。

パク・キョンナム(70・オギン洞)氏は、“民族の統一が実現すれば、国民はよい暮らしができるのだから、今回の会談は無条件うまくいったらよいだろう”と、大きな期待感を現わした。

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イ・ホンチャン(52・ハヤン洞)氏も、“南北首脳会談を肯定的に見る”と言い、“会談の発浮ェ急ではあったが、筋が通った時に発表するものではないか”と、政府内で十分な準備作業をしているはずだという期待感を見せた。

首脳会談の影響を問う質問に対し、ある市民は“南北首脳会談は、政府が推進するもう一つのショーに過ぎない”と答えた。

若い世代の多くは、南北首脳会談の推進を肯定的にとらえた。勿論、‘関心がない’という反応も、中高年層に比べて相対的に多かった。

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江東区ミョンイル洞に住むキム・ドンウォン(26)氏は“南北会談について、肯定的に考えており、よい成果があったらと思う”と述べた。

江南区ケポ洞のチョン・チサン(26)氏は、“戦争の世代でもなく、両親が失郷民であるわけでもないので、統一や北朝鮮問題に対しても、あまり関心を持っていない”と語った。

更に、“ノ・ムヒョン政権に対する評価がよくないので、成果を見せるために首脳会談を推進するようだ”と述べ、“首脳会談自体は肯定的に見るが、時期的に大統領選挙につながっており、多少誤解されかねない”と答えた。