北朝鮮産の石炭のほとんどは中国に輸出されていたが、マレーシアにも輸出されていたことが明らかになった。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
VOAはマレーシア統計庁の資料を引用し、マレーシアが今年北朝鮮から輸入した石炭(無煙炭)の額が330万リンギット(約8428万円、78万3000ドル)に達したと報じた。しかし、輸入量は公開されていない。
国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会が公開した北朝鮮産石炭の輸入状況に関する報告書には、某国が今年3月に50万ドル(約5467万円)分の石炭を北朝鮮から輸入したと明記されているが、マレーシア政府の統計とは額に開きがある。