北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は29日、朝鮮中央通信の記者の質問に答える形で、米国などが北朝鮮に対して金融制裁騒動を繰り広げていると非難した。
銀行間の国際決済ネットワークを運営する国際銀行間通信協会(SWIFT)は今月中旬、北朝鮮のすべての銀行を、銀行間の決済に必要な通信サービスにアクセスできないようにすると発表。北朝鮮外務省の主張は、こうした動きに反応したものと見られる。
報道官は、「最近、米国をはじめとする敵対勢力がヒステリックに繰り広げている対朝鮮金融制裁騒動は、われわれとの政治的・軍事的対決で守勢に追い込まれた連中の窮余の策にすぎない」と指摘。