〈春をひさぐ女性が増えたという。農村の若い女性の場合、「トウモロコシ1キロ分が対価」とは、貿易商の説明だ。わいろも横行。外貨稼ぎで海外に派遣される労働者が健康診断で「異常なし」の報告書を書いてもらうには、医師に百ドル、企業所の支配人に200ドル……〉
今年1月、東京新聞が「北朝鮮 核の挑発(1)結束狙う足元、火の車」と題して報じた記事の一節である。
超高利のスパイラル
困窮の果ての売春やワイロは、北朝鮮ではもはや珍しい話ではない。
(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち)