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国連の制裁の対象となっている北朝鮮の船舶が、タンザニアの船籍を取得し、運航を続けていることが明らかになった。報じたのは、米国の北朝鮮専門ニュースサイトの「NKニュース」と、北朝鮮医師によるインチキ治療問題を追跡し続けてきたタンザニアの日刊紙「ザ・シティズン」だ。

ザ・シティズンは10月10日の記事で、北朝鮮が所有している、または関係がある50隻の船舶が、制裁が発効した今年3月以降にタンザニアの船籍を取得した疑惑を報じた。また、NKニュースは北朝鮮船舶の15%がタンザニア船籍で運航していると報じた。

タンザニア船籍の登録を受け付けているのは、タンザニア連合共和国内のザンジバル自治政府の海事庁系の機関「タンザニア・ザンジバル国際船舶登録(TZIRS)」だが、自治政府のインフラ通信交通省のムスタファ・アバウド・ジャンベ大臣は当初「真っ赤なウソ」と報道を強く否定していた。