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国連食糧農業機関(FAO)は27日、北朝鮮の2015年秋~16年春の穀物収穫量が2010年以降で初めて前年同期を下回り、食糧不足が深刻な水準になるとする報告書を発表した。

報告書によれば、収穫量は推計542万トンで、食糧不足は69万4000トンに達する。2012年以来の深刻な水準になるという。

収穫量が減った原因については、降雨量が少なく、農業用水が不足したことが影響したと分析している。

核実験と弾道ミサイル発射を巡り北朝鮮に対する締め付けが強まる中、同国政府が収穫量の不足を補うだけの食糧を輸入できるかどうかが危惧される。