英国の銀行家が、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して、北朝鮮の核開発や武器取引に関与していた疑惑が浮上している。パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した「パナマ文書」により明らかになったもので、5月上旬までにより詳細な内容が判明する可能性がある。
(参考記事:北朝鮮、タックスヘイブン経由で核開発資金を調達か…「パナマ文書」で疑惑浮上)北朝鮮が故金正日総書記の時代から、スイスなど欧州のプライベートバンクに数十億ドル規模の「秘密資金」を貯えてきたということは久しく前から各国情報機関の間で通説になっているが、その実態は謎に包まれたままだ。