人権侵害の告発を始めた北朝鮮の女性たち・・・十代で売られる少女、軍隊内での性暴力の横行

朝鮮半島、とりわけ北朝鮮では旧来の男尊女卑的な思考が根強い。そのせいか、「女性の人権」という概念自体がなかなか理解されない。

時折、脱北者の女性から「韓国に来て、はじめて北朝鮮で自分がうけていたのが『女性の人権侵害』であることを知った」という声をよく聞く。

そうしたなか、最近、北朝鮮国内の女性や脱北した女性の人権侵害を巡り、当事者や支援者らによる告発が続いている。

たとえば4月29日、中国東北地方で脱北者救援活動を行っているNGOがソウル市内で記者会見を開き、脱北後に人身売買の被害にあった女性2人への支援を訴えた。

まだまだ幼い女性たちが人身売買の被害

2人のうちのひとりである李さんは、12歳の時に家族に先立たれ、独りでコチェビ暮らしをしていたところ、「中国に行けば豊かな暮らしができる」というブローカーの話を聞き、17歳の時に国境を越えた。