厳しい状況になることを予想してか、北朝鮮の支配政党である朝鮮労働党は「愛国」をエサに北朝鮮の庶民から外貨を絞り取ろうとしている。韓国の大手紙・朝鮮日報によると、朝鮮労働党は、最近「愛国者証」なるものを製作し、多くのドルを上納した市場の商人に与えはじめたという。
市場の商人たちは、労働党創立日(10月10日)など、北朝鮮の主要記念日ごとに一定金額の米ドルを上納すれば愛国者の称号を受ける。愛国者証をもらった住民は、本人や家族が犯罪を犯しても、減刑になるなどの特典が与えられるとのことだ。
性上納を強要
一方、北朝鮮の秘密警察である国家保衛省(以下、保衛省)や人民保安省(以下、保安省)などの治安機関は、実にあこぎな方法で、庶民からあらゆるモノを奪う。