兵士たちは、氷点下20度を下回る極寒の地で、寒さに震えていると、少し前に米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。
両江道(リャンガンド)の情報筋は、北朝鮮のある部隊を訪れたときのことを語った。
「朝鮮人民軍の10軍団82連隊の兵舎に入ってみた。信じられないほど寒かった。暖房もお湯も夜だけだ」
中央からは薪や石炭などの燃料は一切配給されず、すべて自力で調達することが求められる。暖房用の薪の調達は食事当番の役目だ。兵士たちは毎朝3人1組でそりをひいて、16キロも離れた山で薪の切り出しを行う。緑化政策で木の伐採は禁じられているが、背に腹はかえられない。