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機動打撃隊は、人民保安省(警察庁)の下部組織で、「暴動の要素を洗い出す作業を行え」という金正日総書記の指示に基づき結成された。体制に反感を持つ市民を心理的に押さえつけることがその目的だ。

北朝鮮では80年代後半から90年代にかけて、各地でデモ、暴動が頻発していた。

1987年5月1日には、平壌でメーデーの行事に招集された人びとが、動員に不満を持ち強く抗議、デモを行ったところに保安員が無差別に銃撃し、10人が死亡、30人が負傷したと、韓国の内外通信(現聯合ニュース)が報じている。