それに加え、料理の質に比べて値段が高すぎた点にも原因がある。かつては中国の公務員を接待する場所として重宝されていたが、習近平政権の綱紀粛正キャンペーンの影響で、使えなくなってしまったことも大きい。
このままでは、年末までも持ちこたえられず、廃業に追い込まれるだろうと情報筋は見ている。さらに、北レスの廃業は、中国以外でも起きている。
ベトナムの日本語ニュースサイト、ベトジョーによると、ホーチミン市内の北レス、朝鮮柳京(リュギョン)食堂が9月末をもって閉店した。改修工事のためしばらく休業するとの張り紙があるが、物件はすでに売却済みだという。同サイトによれば、ベトナム国内の北レスは、これで首都ハノイの2店舗のみになった。