「街は生気を失い、人々はゾンビのように徘徊した」…北朝鮮「大量餓死」の記憶

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2月頃からコメ価格の狂乱が始まった。1キロが50ウォン前後だったものが、日が変わるにつれて値上がりし、3カ月ほどで230ウォンにまで暴騰した。

120ウォンほどになったとき、人々は「このままじゃ終わりだ」とざわめき始めた。200ウォンを超えると街は生気を失い、ゾンビのように徘徊する人々であふれた。

食人事件など犯罪の話が広まり、都市の雰囲気はたった数カ月で殺伐としたものに変わった。

私は1994年の12月末、鉄道駅で出会った平安北道亀城(クソン)の女性から大量餓死の話を初めて聞いた。