世界の善意を「核の悪意」で踏みにじる金正恩氏

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米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、ユニセフ関係者の話として、米国のオバマ前政権が、昨年北朝鮮を襲った水害被災者に対する人道支援として100万ドル(約1億1200万円)を拠出したと伝えた。国連食糧農業機関(FAO)は北朝鮮の住民170万人を対象に栄養強化食品を支給する食糧支援事業を行っている。

北朝鮮に対する人道支援には、韓国だけでなくスウェーデン、ロシア、スイス、ドイツ、カナダなど世界各国が予算を拠出していた。

しかし、核実験、ミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮に対する反発から世界各国が拠出を中止した。支援事業は資金不足に陥っており、各機関は予算不足を訴えている。それでも、アイルランドは8月に農業分野の支援に600万ドル(約6億7300万円)を拠出することを決めた。