まずは売り惜しみだ。ガソリン価格の上昇を受けて、より値段が上がってから売ろうと売り惜しみをする商人が続出し、市場での品薄がさらなるガソリン価格の上昇をもたらしているが、穀物や生活必需品でも同様の現象が起きているというのだ。
情報筋によると、一部の商人は当局の監視の目をかいくぐって中国の業者に携帯電話で連絡し、制裁対象品目や価格動向について情報を聞き出している。物価上昇で一儲けしようと考え、より儲かる品目を物色しているということだ。
次に考えられるのが凶作だ。今年の北朝鮮では、春の干ばつ、夏の大雨で農作物の生育状況がよくないと伝えられている。それにより供給量が減ったことが考えられる。