戦争訓練中に「焼肉パーティー」…北朝鮮国民のユルい現実

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韓国メディアのアジア経済によると、23日の午後2時から20分間、全国で一斉に民防衛(防空)訓練が行われ、空襲警報が街に鳴り響いた。これが鳴ると車は停止しなければならないことになっているのだが、交通警官に制止されるまで止まる車はなかった。また、歩行者に対しては地下道に避難するよう呼びかけられたが、無視して歩きつづける人が多かった。

このような訓練は年に1〜2回行われるが、不真面目な市民に対する批判報道は、韓国メディアの1990年代からの定番ネタだ。真面目に取り組んでいるのは、日本人だけなのかもしれない。

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記