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相次ぐ集団脱北事件に保衛省は、顔面蒼白となった。事態の収拾に向けて国境を封鎖するなど、大々的な追跡に乗り出した。またもや一家の手配写真を各所に配布し、行方を追っている。

2家族の手配写真が貼り出された状況を見て、戦々恐々としているのが地元の住民たちだ。それもそうだろう。脱北事件に直接の関わりがなかったとしても、保衛省は、時には「何か知っている」とにらんだ対象に拷問を加えるなどの強引な捜査で恐れられているからだ。実際、一昨年5月には、韓流ビデオのファイルを保有していた容疑で女子大生が摘発された。保衛省は彼女に過酷な拷問を加え、悲劇的な末路に追い込んだ。

(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

保衛省は、一家が密輸船に乗って脱北したものと見て、密輸を頻繁に行っている業者を洗い出した。