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しかしいずれにせよ、発射が実行されれば「とんでもないことになるかもしれない」とは、誰もが感じる。そこへ向けて突き進むか、回避するかは、ひとり正恩氏の判断にかかっていたわけだ。

正恩氏はまんまと、世界の注目を自分に集めて見せたのである。

そんな正恩氏も、かつては何かする度に「ウザい」「めんどくさい」などと陰口を言われていた時代があった。とくに軍の兵士たちは、ささいなことで正恩氏からひどい目に遭わされていたこともあり、非常に辛口だったようだ。

(参考記事:金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路

韓国紙・東亜日報の名物記者で、自身も脱北者であるチュ・ソンハ氏によれば、正恩氏は父・金正日総書記の後継者としての修業時代、抜き打ちで軍施設を視察することが多かったという。