この場に最近、金正恩氏の身内としてただひとり金正哲氏が姿を見せ、金正恩氏が参加者に紹介したというのだ。二人は非常に親しい関係に見え、互いに信頼し合っている様子だったという。
また、金正哲氏の姿はマレーシア、香港、シンガポール、イラン、カンボジア、ミャンマーなどで捕捉されているとのことだ。金正恩氏の秘密資金は、過去にはヨーロッパで管理されていたが、ここ最近は東南アジアへと移されていると見られ、こうした動きと金正哲氏の足跡が符合するという。2015年から2016年の間に、北朝鮮は東南アジアを中心にハッキングなどの違法行為で得た外貨が1億ドルを超えたが、これも金正哲氏が管理しているのかもしれない。
その金正哲氏は、今年2月に金正男氏が暗殺された時、香港総領事館に滞在していたという。